思いが言えない患者ですけど・・・ [こころね(心音)]
この大学病院の医師、
磯部光章教授が「話を聞かない医師、思いが言えない患者」というタイトルの著書を出版しました。
その著書の中で、筆者のかかれていることは、まさしくそのとおり、
私には思い当たることがたくさんありました。
私が通院している病院は東京医科歯科大学の関連病院であり、院長先生をはじめ、ほとんどの科が東京医科歯科大学卒業か?その閥の医師たちで成立っています。
磯部教授は、2001年から東京医科歯科大学の教授に就任されたということですので、そのくらいから東京医科歯科大学を卒業した医師たちは、少なくとも教授の講義を受けていたと思うのですが・・・
なぜ、教え子たちには教授の考えが伝わらなかったのでしょうか?
psvtでは、発作時の波形が記録されていなかったので、本当に長い間、
「不安神経症」「健康おたく」ということで適当にあしらわれていた感があります。
たとえば、
婦人科では、「貧血時に不整脈を多く感じる? そんなことがある訳がない。鉄剤が欲しければ、町医者に行け。生理のときに足まで痛い??? そのようになことはあり得ない。」 などなど・・・
脳神経外科では、「三叉神経障害が両側にあるの? 大変だね~」
神経内科では、「三叉神経の領域に蟻走感? 痛くないなら気にするな!」
医師たちが上の空の対応であると感じた場合、思いを伝えたくても、伝えることなどできません。
「健康おたく」の所以は、当時、医薬品の前臨床試験等を実施していたため、医薬品の情報は新人の医師よりも多く持ち合わせていたと思いますし、薬剤アレルギーのため、アレルギーを起こしたことのある薬は全て覚えていたからだと思います。薬の名前をたくさん知っているなどとカルテに記載されたこともありました。
その後、自分で携帯型心電計を使用して発作時の波形を記録することによりpsvtであると診断されました。
さらに、整形外科ではレントゲン撮影により骨腫瘍が確認されました。
確定診断されると、手の平を返したような対応をする科もありますが、一度、失われてしまった信頼関係は医師が変らない限り、復活させることなどできる訳がありません。
婦人科にはがん検診のために定期的に通院しますが、検査結果を受けとった際に年齢の記載が間違っていたことがあり、指摘したところ、「すでに検査伝票は処分されたためどこで誰が間違えたかわかりません。」 などという回答をいただいたこともありました。あきれたものです。
検体の取り間違えもあり得るのではないでしょうか?
でも、今までは、この総合病院は家から1番近い病院なので、時間的なことを考えた場合ははずすことはできませんでした。
今回、リウマチ膠原病科は慶應義塾大学病院でも診てもらうことにしました。
骨腫瘍は癌研有明病院で診てもらっています。
婦人科も、もう転院する潮時なのかとも思います。
著書の中には「脈なし病(高安病)」のことが記載されていました。
この病気は膠原病のひとつで、やはり、なかなか診断ざれずに、多くの医療機関を受診するケースが多いのだそうです。
膠原病って、絶対的に患者数が少ないため、病態が把握されていないのです。
人それぞれの症状の違いがあるのかもしれません。
そして、それは頭のいい医師にとっては、受け入れられない。教科書にないものは精神的なものと短絡的に考えてしまうようでなりません。
今週、血液検査、尿検査、さらに画像の結果がそろうので、膠原病であるのか?そうではないのか? そうだとしたら病名は? 何らかの診断が下されるものと思います。
おそらく、画像なしでも診断可能であったに違いないのですが・・・
三叉神経障害も膠原病と関連するものかどうかもわかるかもしれません。
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