冠状動脈造影検査と左室造影検査 [検査]
前記事で緊急カテーテル検査を受けるに至った経緯を記載しました。
今回は少し詳しく検査の実態を記載しようと思います。
ちょっと生々しい画像がありますので、苦手な方は飛ばしてくださいね!
私の場合は心筋梗塞の疑いがあったため、手術を前提に準備が念入りに行われましたが、検査だけであれば、二つの検査合わせても30分程度で済みました。
橈骨動脈から実施する場合は、剃毛も不要、また、30分程度で動くことができますので、尿道カテーテルをいれたりしなくても大丈夫です。
入院中、検査のみで入院された方が同室でしたが、そのような準備はしていなかったです。
検査着に着替えることと、点滴を入れるための血管確保(左橈側皮静脈)くらいでしょうか?
救急外来からストレッチャーでカテーテル室へ、カテーテル室は、アブレーションを受けたときの部屋とは違うような気がしましたが、カテ台に移されると、左を向くと時計があり、右を向くとカテーテル等を収納する棚が見えました。
手順を示します。
1 カテーテル挿入部の消毒・・・ヨード系の消毒薬でした。
結構、広範囲に消毒していることがわかりました。
2 1と同時に胸に心電図の電極を付けられました。・・・はい、失礼しますね~
3 体に滅菌シートがかぶせられます。・・・では、はじめますよ~
4 局所麻酔・・・チクッとしますよ~
5 シースの挿入・・・血管に針を刺してから、血管内にカテーテルをスムーズに挿入するためにシース(血液が逆流しないような仕組みになっているようです。)を入れます。グリグリ~っと押しつけられるので奥にいくほど痛くなります。・・・ちょっと我慢してくださいね~
6 カテーテルの挿入・・・冠状動脈の入口まで、順調にカテーテルの先端部が届きました(途中、肘の当たりで若干もぞもぞしたような気もしましたが) ・・・よし、いった!
7 冠状動脈造影検査
8 左心室までカテーテルの先端を進めて、左心造影検査・・・熱くなりますよ~
アブレーションの最後にも造影しましたが、造影剤を入れると一気に体が熱くなります。まさか、すぐに尿として排泄される訳ではないのに、尿カテをいれている付近がやはり温かくなります。どうしてでしょうか?
9 検査終了・・・検査は終了しました。これから止血しますね。
10 カテーテル、シースが取り除かれ、止血。空気で膨らませた止血バンドを用いての圧迫止血でした。その後、約1時間ごとに止血具合を確認しながら徐々に空気を抜いていきます。空気を抜いた時刻が止血バンドに記されていました。
11 検査後、記録した画像を見ながら、先生の説明を聞きました。・・・冠状動脈、左心室ともに問題となるような所見はありませんでした。
12 病棟へ・・・偶然?アブレーションを受けた時と同じ部屋でした。ベットは向かい側でしたが・・・
13 尿道カテーテルは比較的はやく抜去されました。・・・手術対応のものです。
14 圧迫バンドを外すのは医師の仕事でした。研修医?なのか?挨拶をしてから止血を確認し、「では、ちゃんと止血されていますので外させていただきます。」・・・外してからは絆創膏で固定されました。圧迫止血していた時間は9時30分から13時30分くらい、約4時間でした。
15 点滴は夜9時くらいに外されましたが、留置針は残したままでした。検査だけであればここですっきり点滴も終了になります。
左腕は点滴、右腕は圧迫止血の写真になります。
痛くて、手に力が入っていません。痛いのは特発性腱鞘炎によるものと思われます。
冠状動脈造影と左室造影のカテーテル検査では、出血等なければ翌日退院になります。
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