脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP) [検査]
脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP:brain natriuretic peptide) は、心臓に負担がかかると心臓(主に心室)から分泌されるホルモンです。血管拡張作用、利尿作用があり、体液量や血圧の調整に関与しているといわれています。
BNPの数値が高いほど心臓に負担がかかっていると予測され、心不全の診断・予後判定に有用であり、血液検査で心疾患を測定できる唯一の検査だといわれています。また、アンジオテンシン阻害剤投与時の心負担の軽減の確認にも有用であると考えられています。
血液検査における基準値(単位はpg/mL)は18.4以下、18.5~39で軽度の心疾患の疑いがあり、40~99で心疾患の疑いあり、100以上では心不全の疑いありと予測されます。
健康診断では40以上あった場合、要精密検査、100以上では治療が必要と判定されます。
発作性上室性頻拍の患者ではBNPの値の平均値が42 pg/mL とういうデータがあります。
私の検査成績を示すと以下のようになります。psvtの発作を起こし、病院にかかるるようになってからのデータになります。その前には測定したことはありません。
2004年 psvtの初発作
2007年 3月28日 35.9 pg/mL
2008年 1月16日 25.5 pg/mL
2008年 9月 3日 47.1 pg/mL
2008年10月 9日 カテーテル・アブレーション
2008年10月14日 39.0 pg/mL
2008年12月24日 38.5 pg/mL
2011年 1月12日 28.5 pg/mL ニューロタン服用開始~20日まで、29日再開1日間のみ
2011年 1月31日 76.9 pg/mL
初めてBNPを測定したときの値は35.9 pg/mLで、このときにはまだ、発作時の波形が記録されていませんでしたが、主治医からはやっぱりpsvt だと思われるからと、再度、電気生理学的検査を勧められました。
発作の頻度が高くなり、さらに、他の頻拍(後に洞結節リエントリー回路)も出現した2008年9月には40 pg/mL以上に上昇しています。
アブレーション後は40 pg/mL弱、その後、発作を起こすことはなく、今年の1月の値は28.5 pg/mLであったにもかかわらず、ニューロタン服用後に76.9 pg/mLに上昇しました。
ニューロタン服用後の期外収縮の頻発と、連発は、psvtの一定のリズムとは異なり、とても苦しいものでした。
BNP測定により、心負担の軽減を確認するどころが、心負担の増悪を確認したかたちになり、その苦しさが多少はわかってもらえたかもしれません。
余震の間隔も短くなり、(っと記載しようとしたときに茨城県の内陸を震源とする震度5弱の地震があり、こちらでも長い横揺れを感じました。)
そう、春分を過ぎ、気持ちのよい季節になり、散歩にはちょうどよい気温です。
春、気持ちの良い季節です。
運動して血圧を下げよう。
散歩の後の血圧は、上106 下76 心拍数75でした。
Red-letter ??? [検査]
Red-letter とは・・・ 赤紙???
英語のRed-letter の意味合いとは異なりますが、健康診断で左室肥大の他に赤字で記載された所見を記載します。
肥満度 -21.8
BMI 17.2
「BMI 18.4以下は低体重です。バランスのとれた食事と適度な運動を心掛けてください。」と指示事項に記載されていました。
身長172.1 cm、体重51.0 kg はほとんど高校のときとかわりありません。
体重が1番低かったのは二人目を出産してから3年間、46.0 kg でした。
このときが、底の状態で今は元に戻ったという状況です。
身長は約1cm のびています。(骨腫瘍が発覚してから、右脚に重心をかけて測定すると若干高くなります。)
血圧は非常にに高い値でした。
血圧 190/118
健診で、高いことを指摘されてから、条件反射的に家以外で血圧を測定すると高くなるようになったのです。
それから、家庭血圧を測定するようになりました。医師からは朝と夜寝る前に測定するのが理想といわれており、朝はほとんど毎日測定していますが、夜は入浴するので、めったに測定してはいません。
測定の後、問診で、血圧の上下が激しい(たとえば、あるとき測定した下の血圧よりも、他のときに測定した上の血圧が低くなるときもある)がどうなのでしょうか?と質問しました。
回答は「大丈夫なんじゃない?」 とのことでした。
どうもこうも言えないということでしょうか?
血小板数 39.2
指示事項には「心配なし」とあります。生理が終わったところでもありました。
貧血になると血小板数は多くなりますが、今回は貧血の所見はありませんでした。
1月の時点でHbが13 g/dLありましたので、鉄の蓄えがあったと思われます。
視力、聴力問題なし。貧血もなし。肝機能、脂質、腎機能、血糖、胸部レントゲンにも異常は見られませんでした。
肝機能は1月に手の関節が痛くてロキソニンを続けて服用した後、γ-GTP の値が高くなったので、今回も高くなるかもしれないと覚悟はしていましたが、大丈夫でした。
この頃は痛いのに慣れて、ほとんど薬は服用しておらず、いつもよりは高い値でしたが正常範囲だったのです。
あと、ひとつ尿検査で潜血があるので、再検査ということでした。
5月の花と実
ジューンベリーのまだ青い実
そろそろ赤く色づいてくるところでしょうか?
今回の一般健康診断では、骨腫瘍も、自己免疫疾患の疑いがあることも、なにかの所見として表にでてくるようなものはありませんでした。
ALP などの検査項目があれば、それは、Red-letter であったでしょうが・・・
もっと、進行してくればいろいろな所見がでてくると思われます。
がん化するのを待っているようで・・・ [検査]
子宮筋腫のため・・・
数年前から子宮がん検診を受けてきました。
子宮体がんと、子宮頚がんの検診です。いずれも細胞疹です。
検査結果がクラスⅠのときには1年に1度の検診でしたが、約3年前、2008年にカテーテル・アブレーションを受けた後の検診で両方ともクラスⅡになったのです。
そのときにはアブレーション時の放射線照射量が気になったので、当時の循環器内科の主治医にそのことを告げると、「クラスⅡだったら、問題ないよ!」 とのことでした。
確かに問題はなかったのですが・・・
その後、頚がんの検査結果はクラスⅠに戻ったときもありましたが、子宮がん検診を半年に1度、9月と3月に受けるようにしてきたのです。
そして、今年3月からは今まで2ヶ所の検査だったのが、子宮内膜、子宮頚部、子宮膣部の3ヶ所の検査となりました。その結果はすべてクラスⅡで問題はありませんでした。
その半年後、今回、先月に受けた検診の結果で、頚部、膣部はクラスⅡでしたが、内膜がクラスⅢになってしまったのです。
そして、医師からは子宮内膜の病理組織学的検査をすすめられました。
「痛かったら中止するから・・・、今やっておいてすっきりさせたほうがいいですよ。」
(検査しはじめてから、痛いといったら、内膜のバイオプシーを中止???
痛ければ途中で中止するの???
そんなものであればやらない方がいいんじゃない???
ちゃんと採取してもらわなければ検査する意味がないじゃないですか!!!)
と思いながらも、検査することに・・・
採取中も、痛くなるのを気遣っているのか? それで遠慮しているのか?
チクチクしましたが、あんまり痛くなかったので、検査可能な組織が採取されているのかが心配になりました。
少しだけ子宮がん検診について記載します。
現在の子宮頚がんの細胞疹のクラスはベセスダシステムという次のようにな基準が設けられています。(以前からのクラス別にあてはめると次のようになります。クラスⅢはⅢa、Ⅲb と分けて分類されていることもあります。)
クラスⅠ NILM 陰性
クラスⅡ NILM 陰性(炎症性の細胞がみられる。)
クラスⅢ 疑陽性(異形成の細胞:ATYPICAL CELLSがみられる。異形成の細胞とは将来初期のがんになるような細胞のことです。異形内膜増殖が疑われる。)
クラスⅣ 疑陽性(初期のがんが疑われる。)
クラスⅤ 疑陽性(進行したがんが疑われる。)
昔、ラットの腫瘍細胞の染色体を調べていたことがありました。染色体検査で異形成といえば、染色体数が正常範囲から逸脱し、染色体の構造異常がみられる細胞のことです。
このような細胞が全て死滅してしまえば問題ないのですが、死なないで残ってしまうとがん化する可能性があります。
それでも、内膜がきちんと剥がれ落ちていれば大丈夫なのですが・・・
そういえば、この頃は生理もまれ、量も以前の10分の1程度にもならない。
鉄剤にたよらなくていいのは、体調的には不整脈もあまり感じることもなく調子が良いのですが・・・
表裏一体、良いこともあれば、悪いこともあるのです。
大腿骨に骨腫瘍がみつかったときには、脚を切断するのは絶対にイヤだと思いました。
子宮は、すでにふたりの子供を育てた私にとっては不用のもの?
筋腫のためか出血が酷く、いつも切除してもらいたいと思っていました。
あぁぁ~(大きなため息です。)、がん化するのを待っているようで、やりきれないなぁ。
季節は秋、
ザクロの実です。
子宮がまるいといわれます。ぽっちゃりしているなどと・・・
こんな感じなのでしょうか?
そして、モミジ
紅葉はしていませんが、プロペラのような種がもうできていました。
子宮内膜生検 [検査]
カテーテル・アブレーション秋季大会2011ではどのような演題が発表され、話題になったのかが気になるところですが、今日は先日受けた子宮内膜生検の結果を報告します。
結果は「悪性所見なし」
また、3ヶ月後の検査となります。
どうして3ヶ月後の検査かという理由をきくと納得の行かない点がありますが、まず、ひと安心です。
子宮には筋腫があり、昨年からは子宮腺筋症といわれていました。
子宮が腫大しているのです。
そういえば、下腹部は妊娠5ヶ月並みです。
先ほど測定した体重は52.4 kg、むくんでいなければ増加していません。
でも、やはり運動不足が気になります。
平日は帰宅するとすでに真っ暗で、土日、休日に散歩するくらいです。
本当はもっとしなければならないとは思いますが・・・
散歩をするとおもしろいことがたくさんあり、アハ体験することになるので、脳も活性化され、一石二鳥になるはずです。
今日も、散歩で撮影した写真を掲載します。
紅葉のシーズンです。
これからは、温かくして出かけましょう。
医者の資質と素養 [検査]
「取りっぱぐれの可能性は5%くらいかな?」 などと、いけしゃあしゃあと言われました。
子宮体がんのバイオプシー検査(組織学的検査)のことです。
細胞診でクラスⅢ(子宮内膜増殖症)と診断されたため、次の段階の組織学的検査を受けたのです。
辛い、痛い検査であり、費用もそれ相当するのに、
生物統計でもあるまいに・・・ 有意水準5%で棄却されてしまうのでしょうか?
100人受けたら、5人の検査はきちんとできていないことになります。
本当に精度の悪い検査だと思う。
内視鏡で異常な部位を目視してバイオプシーする胃がんなどとは違い、当てずっぽうに、ただ、やみくもに採取するのだから、精度が劣るのはわからない訳ではないですが・・・
失敗された5人の人は、いやな思いをした上に高いお金を支払わされ、傷害を負わされるだけではなく、精密な診断も受けられないことになります。
これが日本の子宮がん検診の実態なのでしょうか?
それとも、この病院の実態なのかな?
高額になっても子宮鏡などで検査しながら、1回で的確に検査できるほうが患者にとっては良いと思う。
2回検査して2回とも失敗する確率は100分の5×100分の5で400分の1?
2回続けて検査した人の400人にひとりはやはり2回とも傷つけられ、誤診される計算になるようですが、この数字がはたして多いのか?少ないのか?
バイオプシーがうまくできても、病理診断があいまいだと考えると日本の医療が信じられなくなります。
がんかどうかを見極める検査なのに、「5%は見逃しても仕方がないのさ。」 的なことをぺらぺらと良くしゃべる。「この人はいったいどのような教育を今まで受けてきたのかしら?」っと、その話す様子をみながらふと思いました。
患者のことを考えない医者の資質と素養のひとかけらもない対応に唖然とさせられました。
ちなみに、癌研有明病院のHPでの細胞診の正診率は約90%だそうです。
(今回の検査は癌研有明病院で受けた訳ではありません。)
緊急カテーテル検査(冠状動脈造影・左室造影) [検査]
完全左脚ブロックのため、心筋梗塞を疑われ、緊急カテーテル検査を受けたのはもう1ヶ月以上前のことになります。
そのとき、かたい蕾だった桜も、葉桜に変わってしまいました。
当日、夜中の3時頃に息苦しくなり目覚めると、胸が苦しく、中央部からやや右側に鈍い痛みを感じました。寝返りした体の位置により少し痛みの程度がかわりました。
携帯型心電計ではその2週間ほど前から異常波形を確認していましたので、朝になってから救急外来を受診することに・・・(循環器内科に通院している病院です。)
psvtの発作時に救急車で何度か運ばれたことがありますが、いつも発作は治まっていて、一度も救急扱いされたことのない救急外来です。
今回は主人に車で送ってもらい、ひとりで受診していました。心電図をとって緊急性がなければ、循環器内科の外来に回されることになるであろうと・・・
ところが・・・
心電図をとった後に、待合室で待っていると、何かあわただしい様子・・・
そして、また、診察室に呼ばれ、再度、「心電図をとりますから、今度は上半身裸になってください。」
すぐに、検査着に着替えさせられて、心電図検査を受けました。
7時半頃に受付、カルテが届くまでに時間がかかり、それから、看護師による問診、心電図検査、そして、再度、心電図検査、その間約45分。
救急医により主人へ連絡、そして、循環器内科にも連絡。
循環器内科の主治医の診察の前に、カテーテル検査のため、着ていたものはすべて脱がされ、指輪もはずし、尿カテを入れられ、剃毛の必要はないかな?などと言いながらもちょっとだけ剃毛・・・、それから、弾性ストッキングの着用(心筋梗塞疑いなので、検査からそのままステントを入れる手術になることを想定しているので、大げさとも思える準備でした。)
主治医は到着後、カテーテル検査のためのインフォームドコンセントから始めました。
「心筋梗塞では30%の方が命を落とします。術後は一生、血液をサラサラにする薬を服用していただきます。それから、手術のあとにはしばらくICUで経過観察します。」 などと・・・、「私は本当に心筋梗塞なのですか?」
心筋梗塞だと確定診断しているような話しぶりで、おそらく、心電図波形だけがひとり歩きしてしまったような様子でした。
確かに経過観察中に記録された心電図波形と当日の波形を比べるとまったく異なる波形になっていました。電子カルテだとすぐにそれが比較できるのです。
そうしている間に採血、血液をサラサラにするという薬も服用し、準備完了。
あとは主人を待つだけ・・・
待っている間には、心エコーで心臓の様子を確認しました。
採血は静脈からだけでなく、動脈血も?・・・(静脈血は左の橈側皮静脈から点滴用の留置針を入れつつ採血しました。そして、動脈血は右の大腿動脈から採血しようとしましたが、どうして、また、採血するのかと聞いたところ中止されました。動脈血採血の理由は伝えられませんでしたので、ただの練習だったのかもしれません。)
主人が到着して、9時少し前にカテーテル室に入りました。
手首を消毒され、造影剤を入れると体が熱くなることなどの説明を受け、開始したのは9時。
アブレーション時と同じく、まず、カテーテル挿入部を麻酔、シースの挿入、表面は麻酔が効いているので痛くはないのですが、奥に進むと痛みを感じます。
「奥のほうは麻酔が届かないのでね。少し我慢してくださいね。」
その後、カテーテルを挿入、ひじのあたりを通過するときにカテーテルが通るのを感じ、すぐに冠動脈の入口までカテーテルが到達し、造影剤を入れて撮影、最後はカテーテルの先端を左心室まで進めて、一気に造影剤を注入し、一回拍出量を検査しました。
終了時刻は9時25分。
検査後、心筋梗塞ではなかったので、車いすに移されて、直ぐに主人と検査結果を聞きました。
冠動脈に閉塞も狭窄もみられないこと、また、左心室からの拍出量にも異常は見られないとのことでした。後に詳しく調べた結果では駆出率はEF(Ejection Fraction)は72%でした。
つい先ほどまで、心筋梗塞だからと言っていた同じ医師の口から、「やっぱり、今回の検査では全く異常はありませんね。」という言葉を聞き、ふたりとも少し呆気にとられました。
「心筋梗塞の可能性があります。心筋梗塞であれば30%の方がお亡くなりになります。緊急にそれを否定しなければいけないので、カテーテル検査をして、冠動脈造影を実施します。」 と言われていたら、違ったでしょう。
でも、心電図だけでなく、実際に診察していたら、カテーテル検査をしていたでしょうか?
ちなみに、検査で照射された放射線量は245.6 mGy、使用した造影剤はオイパロミン370というのを60 mLでした。
私は、この検査を受けた直後は、救急科のスタッフから心筋梗塞だとひどく脅かされていましたので、そうではないことがわかりほっとしていました。
でも、主人は「奥さんが心筋梗塞で緊急手術を受けるから、すぐに来てください。」 と連絡を受けていたようで、病室に入ってからも、誤診だ・・・っとブツブツ・・・
検査後2週間のカテーテル挿入部位(橈骨動脈)、このとき、まだ、脈は触れませんでした。
冠状動脈造影検査と左室造影検査 [検査]
前記事で緊急カテーテル検査を受けるに至った経緯を記載しました。
今回は少し詳しく検査の実態を記載しようと思います。
ちょっと生々しい画像がありますので、苦手な方は飛ばしてくださいね!
私の場合は心筋梗塞の疑いがあったため、手術を前提に準備が念入りに行われましたが、検査だけであれば、二つの検査合わせても30分程度で済みました。
橈骨動脈から実施する場合は、剃毛も不要、また、30分程度で動くことができますので、尿道カテーテルをいれたりしなくても大丈夫です。
入院中、検査のみで入院された方が同室でしたが、そのような準備はしていなかったです。
検査着に着替えることと、点滴を入れるための血管確保(左橈側皮静脈)くらいでしょうか?
救急外来からストレッチャーでカテーテル室へ、カテーテル室は、アブレーションを受けたときの部屋とは違うような気がしましたが、カテ台に移されると、左を向くと時計があり、右を向くとカテーテル等を収納する棚が見えました。
手順を示します。
1 カテーテル挿入部の消毒・・・ヨード系の消毒薬でした。
結構、広範囲に消毒していることがわかりました。
2 1と同時に胸に心電図の電極を付けられました。・・・はい、失礼しますね~
3 体に滅菌シートがかぶせられます。・・・では、はじめますよ~
4 局所麻酔・・・チクッとしますよ~
5 シースの挿入・・・血管に針を刺してから、血管内にカテーテルをスムーズに挿入するためにシース(血液が逆流しないような仕組みになっているようです。)を入れます。グリグリ~っと押しつけられるので奥にいくほど痛くなります。・・・ちょっと我慢してくださいね~
6 カテーテルの挿入・・・冠状動脈の入口まで、順調にカテーテルの先端部が届きました(途中、肘の当たりで若干もぞもぞしたような気もしましたが) ・・・よし、いった!
7 冠状動脈造影検査
8 左心室までカテーテルの先端を進めて、左心造影検査・・・熱くなりますよ~
アブレーションの最後にも造影しましたが、造影剤を入れると一気に体が熱くなります。まさか、すぐに尿として排泄される訳ではないのに、尿カテをいれている付近がやはり温かくなります。どうしてでしょうか?
9 検査終了・・・検査は終了しました。これから止血しますね。
10 カテーテル、シースが取り除かれ、止血。空気で膨らませた止血バンドを用いての圧迫止血でした。その後、約1時間ごとに止血具合を確認しながら徐々に空気を抜いていきます。空気を抜いた時刻が止血バンドに記されていました。
11 検査後、記録した画像を見ながら、先生の説明を聞きました。・・・冠状動脈、左心室ともに問題となるような所見はありませんでした。
12 病棟へ・・・偶然?アブレーションを受けた時と同じ部屋でした。ベットは向かい側でしたが・・・
13 尿道カテーテルは比較的はやく抜去されました。・・・手術対応のものです。
14 圧迫バンドを外すのは医師の仕事でした。研修医?なのか?挨拶をしてから止血を確認し、「では、ちゃんと止血されていますので外させていただきます。」・・・外してからは絆創膏で固定されました。圧迫止血していた時間は9時30分から13時30分くらい、約4時間でした。
15 点滴は夜9時くらいに外されましたが、留置針は残したままでした。検査だけであればここですっきり点滴も終了になります。
左腕は点滴、右腕は圧迫止血の写真になります。
痛くて、手に力が入っていません。痛いのは特発性腱鞘炎によるものと思われます。
冠状動脈造影と左室造影のカテーテル検査では、出血等なければ翌日退院になります。
心臓MRI検査 [検査]
心臓のMRI検査を受けました。
MRI検査を調べると核磁気共鳴画像法(Magnetic resonance imaging)と記載されています。
造影剤を使用しない場合は、痛みを伴う検査ではありませんので、今までは特に苦痛に感じたことはありませんでした。
体に付けている金属類を外すことと、とにかく検査中はじっとして動かないことに注意すればよいのです。大きな音がしますが、ヘッドホンをつけてくれるので問題ありません。
同じ部位を撮影するのにも、体の固定法は各病院で異なっています。
特に大腿骨を撮影する際には、固定なしの病院がある反面、がっちりと固定する病院もあり、こんなに固定しなくても動かないのにと思ってしまうことがありました。
頭部は三叉神経障害とめまい、閃輝暗点が起きたときに血管の撮影もかねて2回検査したことがあります。特に異常は認められませんでした。
頚部は肩こりがひどいこと、めまいがすることで検査しました。典型的なストレートネック(これはX線検査でもわかっていますが)です。でも、手術を要するような所見はみられませんでした。
腹部は腎動脈に狭窄がないか調べました。先生は「白衣高血圧症でも病院での血圧が200以上にはならない。何か他に原因がある!」と検査したのですが、腎動脈の狭窄は認められませんでした。
右の大腿骨は骨腫瘍のため、経過観察で3回検査を受けています。特に検査の度に進行している所見は認められないので、このままであれば大丈夫でしょう!
右手は腱鞘炎の有無を調べました。検査の台とそこに横になったときのお尻の間に右手を挟んで固定して撮影しました。検査が終了したときには右手はじんじんとしびれていました。
今回受けたのは心臓のMRI検査です。
やはり、先生は心サルコイドーシスを疑っているのかな?
MRI検査は動かないことが前提なのに、動いている心臓をどのように検査するのかと思っていました。
造影剤は使用しないので、食事制限はありません。でも、これはちょっと制限したほうがいいと思いました。どうしてかというと、心臓の動きは制限できないけれど、呼吸による動きを極力制限するため、横隔膜があまり動かないように、腹部を2つの太いマジックテープ付きのベルトで固定されてしまうのです。胃下垂の私はこの固定がすごく苦しいものでした。食後時間が経っていなければ耐えられなかったかもしれません。
それから、検査の前に心電計を装着します。心臓の動きに合わせて撮影するためです。
その波形が出たり、出なかったり??? おそらく、前の記事で記載した混合タイプの波形の日だったので、検査技師さんの口から「さっきはちゃんと出ていたのになぁ?・・・筋電図のような波形???」などと漏れていました。
心電計の装着でもたついたので、実際に固定されていた時間は1時間10分くらい、そのうち検査時間は1時間くらいでした。腹部ががっちり固定されていましたので、今回の検査はとっても疲れました。
それに、検査の間、「息を吸って、止めて~」という指示がかなりの時間を占めていましたが、腹部固定により少ししか空気を吸い込めないうえに、止めている時間が長いことも疲れの原因になったと思います。
検査結果は後日知らされます。
MRI画像を示しますので、苦手な方は続きをみないでくださいね。
唐突ですが、この心臓正常ですか? [検査]
唐突ですが、この心臓正常ですか?
5月に検査した心臓MRIの画像・・・
紹介状についていた700枚以上ある画像のうちの2枚です。
同じ場所を、異なる色合いで映し出しているようです。
正常の心臓がどのようになっているのかわからないので、これが異常なのか?正常なのか?
急に左脚ブロックになってしまったので、異常所見とみたほうが理にかなっているとは思いますが・・・
なんとなく心筋の内膜側が上の画像では白く、下の画像では黒く映っています。
画像だけでは診断できないとは思いますが、画像だけみてほぼ検討がつくような先生もおられるのではないでしょうか?
この日の心電図波形は、
検査した技師さんが、筋電図のような・・・などとつぶやいていた波形でした。
8月にまた、同じ検査を受けることになります。
それから診断・・・
追加の検査の可能性もあるでしょう。
心臓MRIの画像の状態がわからないので、シネ画像の設定にして繰り返し見ていると、いつも眠たくなってしまい、うたた寝することも、ドッキン、ドッキンの具合いが自分の心音と同調するのか? 心地よくなります。
暑い日から、昨日、おととい、今日も涼しいというより、肌寒い天候です。
秋風が吹いているような感じがします。
そんな中で、ハゼランは、線香花火のように、花と赤い実をつけていました。
パっと咲いて、花のあとには、はじけたように実をつけています。
コムラサキは、小さな花・・・
この場所に昨年紫の実が生っていたから気づいたようなもので、そうでなければわかりません。
そして、ナンテンの花・・・
難を転じてくださいますよう・・・
ナンテンの実が赤く実る頃には何らかの診断がなされているでしょうか?
弁の動きもはっきり見えました。 [検査]
心エコー検査を受けました。
4回目の検査になります。
今まで受けた病院は主に壁側を向いて横になっての検査でしたので、リアルタイムで、エコーの画像を見ることはできませんでしたが、今回は私にも見える位置にモニターが設置されていたため、ずーっと心臓の動きを見ていることができました。
弁の動きもはっきりと見えました。
ドッキン、ドッキンの拍動に合わせて、休むことなく動き続けていて、私が横になってリラックスしているにもかかわらず、一定の速度を保って弛むことなく動いているのが、当たり前のことなのですが、本当に健気に感じました。
良く見えるのは胸壁が薄いからなどとも思ったりして・・・
検査技師さんの「息を吸って~ はい止めて」「息を吸って~ 吐いて~ 止めて」などの指示に従っての検査でしたが、思ったよりも早く終わりました。
結果についてはまとめて医師からの説明を受けることになりますが、特に問題はないようでした。
携帯型心電計での記録では心電図の波形も7月10日くらいから正常に戻っています。
治った?ような感じです。
検査がはやく終わったので、寄り道をして、明治神宮へ、
そこから、早稲田の穴八幡宮へ、
当日は、暑くても風が強く、かいた汗を乾かしてくれるように吹く風は心地よかったです。
結構、歩きましたが、心臓は力強く拍動していました。
運動を兼ねての神社めぐりです。
おまけ:
家のバジルも花を咲かせました。
雄蕊?花粉の淡いピンク色が好きです。また、種をとれたらいいなと思っています。