火のないところに煙はたたない・・・ [血圧]
アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)服用により発がんリスクが高まる可能性があるという論文があることを知りました。
論文はLancet Oncologyという信頼性の高い雑誌に掲載されたものです。
Angiotensin-receptor blockade and risk of cancer: meta-analysis of randomised controlled trials
(The Lancet Oncology, Early Online Publication, 14 June 2010)
この論文で服用されているARBは、ベーリンガー・インゲルハイム社製のもの(成分名:テルミサルタン)であることから、日本ベーリンガー・インゲルハイム株式会社とアステラス製薬株式会社は、反論するプレスリリースを発表しています。(アステラス製薬はテルミサルタン製剤を日本で販売しているのでしょうか?)
いずれにしても、火のないところに煙はたたない・・・
発がんリスクが高まるという可能性は否定できないと思われます。
服用年齢、性差、合併症の有無(他剤との併用)等、細かく調べた場合はどうなるのか?
詳しい事実を確認したいものです。
私が最初に処方されたARBはディオバン(成分名:バルサルタン)、今服用しているものはニューロタン(成分名:ロサルタンカリウム)・・・
ディオバンは1度服用しただけでむくみが酷く中止しました。
ニューロタンはディオバンを服用したときにみられたむくみはないので、今朝も服用しましたが、めまいと悪心を感じます。ちょうど服用7日目になります。
今日は、朝の血圧が、上132、下89、
服用1時間で、上113、下82と下がり、ちょっとした不整脈(おそらく単発の期外収縮)の後、めまいを感じ、あまりにも気持ちが悪いので熱をはかったら34.6℃しかありませんでした。
平熱は高くはない(35℃台くらい)のですが、今、ホッカイロを脚のつけねに付けて温めています。
ニューロタンは、発売開始が1998年なので、既に10年以上の実績がある薬ですが、臨床上、発がんリスクの観点から評価したような報告はないのではないでしょうか?
おそらく、発がん性は、前臨床試験のラットかマウスを使用した試験で評価したのみだと思われます。
薬は両刃の剣、
降圧剤は血圧を下げて高血圧による合併症を防ぐことを優先とするのか、
発がんのリスクがあるようだから他の薬を選ぶのかは患者の意志も尊重してほしい・・・
特に、降圧剤は長期間服用するものだから・・・正確な情報提供は必要だと思います。
処方する際に、発がんリスクについては、主治医からはインフォームド・コンセントはありませんでした。
自分で服用してみて、有効性は確認しました。
でも、不整脈やめまいを感じるので、明日から中止して様子をみようか?
主治医からは異常を感じたら服用を中止し、元に戻ってからまた試すようにと指示されています。
家には服用できなかった降圧剤がそれぞれ60錠くらいあります(診察は2ヶ月に1回なので)。
カルシウム拮抗剤のコニール
ARBのディオバン
そして、ニューロタンはどうしようか?
捨てるのはもったいないなぁ。
気持ちが悪くなると、集中力が低下して、考えがまとまらなくなります。
発がんリスクより、今、この不快感をどうにかしてもらいたい。
また、ハナキャベツ、
ニューロタンも駄目でしたか。。。
色々な病気の要素が含まれているので難しいですね。。。
それよりインフォームドコンセントが無かったのは、医師の怠慢ですね。
by iyashi (2011-01-21 06:53)
昨日も服用しましたが、やはり不快感で仕事に集中できないので、今日は服用を中止しました。仕事ははかどっています^^
副反応が強くでるのは、体がそれを要求していないのではないかとも思います。
インタビューフォームを調べてみましたが、ある種の動物試験での無毒性量が5mg/kgと低いのには驚きました。
信頼できるお医者さんにはなかなか巡り会えないものです。
by psvt.abl (2011-01-21 23:02)