ルビー色に染まる星状(Asteroido) 小体をもつ巨細胞 [こころね(心音)]
急に左脚ブロックになってしまい、その病因として急性心筋梗塞ということは否定されました。
それでも、心筋梗塞で心筋が壊死すると同等の刺激伝導系の障害があることにはかわりはありません。
病因を追及すべく、胸部CT、ツベルクリン反応など、来週には心臓のエコー検査が予定されています。
血液検査、尿検査も実施しましたが、主治医からはまとめて説明しますということで、まだ、何も聞かされてはいません。
だから、なおさら不安になるのです。
なにせ、緊急動脈カテーテル検査の前に、救急外来では救急の医師、そして、循環器内科の医師の面々、主治医の他に、顔見知りの当日の外来の医師までが勢ぞろいしていて、部長の先生からは右腕を握られて「意識はあるか?」などと、確認されたりしたのですから・・・
皆さんが驚くような心電図波形(心筋梗塞だとしたら)なのだと思われます。
病因としては、決して、カテーテル・アブレーションによる合併症ではありません。
(アブレーション後3年以上経過しています。)
おそらく、免疫系の異常によるものかと・・・
今まで、特発性(Idiopathic)などといわれてきた多発性の腱鞘炎も、大腿骨の腫瘍も同じような病因によるものではないかと、ついつい、調べてしまいます。
すでに、免疫機能に異常があることは、2ヶ月置きのリウマチ内科での血液検査でわかっていて、IgA などの値は骨髄腫を疑われるくらいです。
検査項目の範囲内ではCRPが高値であること、ALP が高値であること、IgA をはじめとする免疫グロブリンの値が高値であること。
これらの項目は電子カルテでみると赤字で表示されていてわかり易くなっています。
自分の抗体が腱鞘だけではなく、心筋をも侵していたのでしょうか?
予測される病気を調べてみたところ、今年の2月に国立国際医療センター病院の廣江道昭先生が自治医科大学で「心サルコイドーシスの治療戦略~最近の考え方について~」という演題で大学院特別講義をしている映像が目に留まりました。
先生は講義の冒頭に心サルコイドーシスにより35歳の若さで亡くなられた女性の心臓の組織標本を示して、美しい星状(Asteroido) 小体をもつ巨細胞と表現されていました。
この美しい細胞が心臓に現れると、grave (致死的)な予後をもたらすと・・・
私の心臓にもこのようなルビー色に染まる星状(Asteroido) 小体をもつ巨細胞ができているのかもしれない。
講義の内容と私の症状・病歴などを比較してみると、合致する点も多い。
ただ、心サルコイドーシスとなると診断基準はかなり重篤な心不全例がもとになっているようで、私にはあてはまらない・・・と思う。
私は伝導障害はあっても、心不全には陥ってはいない。
入院中、手指で計測した酸素飽和度は98%以上で、「これだけは満点だね。」などといわれていましたから・・・
手の痛みと心臓の障害の程度は相関するものでしょうか?
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