標識的擬態(mimicry)と隠蔽的擬態(mimesis) [こころね(心音)]
小さなシジミチョウ:トラフシジミです。
斑紋が虎の縞々に似ているので、この名がつけられたようです。
トラフシジミは前翅の一番長いところが16-21mmくらいの蝶です。
この蝶が、敵の眼をごまかすために、後翅の尾状突起を変化させて偽頭を作ることを知りました。
このように何か目立つような標的ににせて擬態することを標識的擬態(mimicry)というのだそうです。
藤の花の蜜を吸っていたこの蝶を撮影したときも、逃げられないように、まず後ろから撮影したところ、後ろと思って撮影していたところから、何か触覚のようなものがでてきたので、「2匹いるの?」とだまされるところでした。
その時、変化していた尾状突起を拡大すると、
次の瞬間、尾状突起は触覚のように変化していました。
そして、後ろの黒いふくらみも、いろいろな形に変化するのです。
トラフシジミは花の蜜を吸うときにひっくりかえって吸っていることが多いようです。
そうすると、偽頭が上を向くことになります。
もしも、敵が急所の頭と間違って攻撃してきても、はらっと飛んで逃げることができるのです。
拡大すると、本当に何かの頭のようです。
後ろの正面からみると、また、面白い顔です。
こんな、顔の虫がいると思うと、敵は怖くって近づくこともできないかもしれません。
この蝶を撮影したときには、本当に小さな蝶でも、わが身を守るために、工夫して進化しているのだと実感しました。
それから、シジミチョウを見かけるたびに、尾状突起を観察してしまいます。
前の記事のツバメシジミのときも、そうでした。
一方、隠蔽的擬態(mimesis)は、枯葉のような蝶がいたり、花びらのようなカマキリがいたり、岩にばけている魚がいたり、隠れ上手な動物です。
隠れているだけでなく、時には、餌になる虫や小魚などがきたら、パクッと食べてしまう。
待ち伏せするような動物ですね。
いろいろな動物がいるから面白い!
生物の多様性って、根本的には生き延びるための進化から生まれたものなのでしょう。
わははーは わははーは わははーは
気が狂っているわけではありましぇん
ここまで シジミチョウに熱中してしまって
マクロ撮影をしている人など めったにいません
よほどのヲタクです
実は僕もひた隠しにしているのですが
実は大分県の片田舎出身でして
実は僕も昆虫が好き好きでで野山を駆け回っていたもんです
こういう系好きです がんばってくだされ
じゃ
by なき (2014-10-15 19:29)
なきさん
こんばんは^^
シジミチョウがとまるのを、じーーーーと待っていて、中腰で撮影していたら、「椅子、かしてあげようか?」なんて声をかけてくださる方もいて・・・
優しくいたわってもらっています。
マニアックに撮影した写真はフォトアルバムにして、自己満足に浸っていますよ!
そうそう、九州の阿蘇に行ったときには、珍しいのをみつけて、結構追いかけてしまいましたね。
逃げられちゃいましたが・・・
by psvt.abl (2014-10-15 20:07)