カテーテル・アブレーションを受けて苦しかったことベスト5 [こころね(心音)]
カテーテルアブレーションを受けて苦しかったこと、ベスト5
(痛かったことも含まれますが、痛かった順番ではありません。)
ランキング5位
◆ 初めて電気刺激で、心拍数をどんどん上げられていくとき。
房室結節リエントリーの回路は心拍数180拍/分に上げたときに、誘発されました。1回目の誘発から発作が起きましたので、数回の実施で済みましたが、やはり苦しかったです。発作が起きているのにすぐには治めてくれない。苦しいのにどうにかしてと思っていたら、「もう焼いているんだよ。」 って、房室結節リエントリーの回路を焼くのは痛くなく、少し暖かく感じただけ・・・苦しいのが勝っていました。
ランキング4位
◆ 洞結節リエントリー回路の誘発、これは心拍数を上げたときには誘発されず、苦しい誘発が終わったあとに、心呼吸をしているときに起きました。心拍数を上げただけでは誘発されないので、何度も心拍数を上げられ、苦しいおもいをしました。
ランキング3位
◆ 合併症として、右そ径部のカテーテルを挿入した場所に硬い結節が形成されたため、約2カ月間、タイツをはくたびに痛かったこと。本当に硬くて、こんなに硬いのがいつ吸収されるのかと、毎日、左右のそ径動脈の触れ具合を確認していました。入院中は、「やっぱり若いヒトは回復が早いわねぇ」などと看護師さんにいわれていましたので、こんなになってしまうなんて思いもよらないことでした。
ランキング2位
◆ アブレーション後、しばらくは左側を下にして横になることができなかったこと。眠ると無意識に左側が下になることがあり、そうなった時には、直ぐに息苦しくなり、心拍数が増加しました。アブレーションを受けた当日からこのようになり、「先生は体位の変化による・・・」 などと難しいことをいっていましたが、同室に入院していた心筋梗塞の患者さんも、左側を下にして横になれなかったといわれていましたので、アブレーションにより範囲は極小さくても心筋が梗塞を起こしたのと同じになっているのだと思われました。
そして、群を抜いて苦しかったのが、
ランキング1位
◆ 前記事に記載した心臓電気生理学的検査での、おそらくβ刺激薬のような自律神経薬を投与されたための心拍数の急激な尋常でない増加。あまのじゃくな性格なので、平気な振りをしてしまいましたが・・・
いろいろありましたが、そのときは本当に苦しかったけれど、アブレーション後2年間、PSVTの発作は起きていないことを考えたら、カテーテル・アブレーションを受けたことは本当によかったと思います。
発作が起きるようになる前まで、全く心臓に異常を感じなかったので、ついつい、また、元の状態になることが当たり前と思ってしまいます。
子宮筋腫は元々ありましたが、当時からは子宮腺筋症、骨腫瘍(おそらく内軟骨腫)などと新たに診断されているのを棚にあげて、さらに、年齢も上がっているのに、調子が悪いのは心臓のせいではなどと思ってしまう。
実際はアブレーションを受けてPSVTの発作が起きない分、ありがたいことだとはわかっているのですが・・・
今は、急に少し寒くなったので、ちょっと、夏の疲れがでているようなだるい日々が続いています。
携帯型心電計には記録できないような短い異常を頻繁に感じ、ふわっとめまいを感じます。
そう、日曜日(17日)に昭和記念公園に行き、コスモスがあまりにも綺麗だったので、朝から歩きすぎたせいかもしれない。
ドラマ:「医龍」と「獣医ドリトル」 [こころね(心音)]
「医龍」と「獣医ドリトル」どちらも、マンガを原作としたドラマですが、
「医龍」にでてくる循環器内科のカテーテル治療専門医はあまりにもうさんくさすぎます。
どうも、過去に訳ありの医者のようです。
今週のドラマでは、心房中隔欠損の患者の中隔欠損部をカテーテルで修復し、
その際に、心房細動のカテーテルアブレーションもして完治させてしまいました。
普通ならばブロッケン・ブローという手技をして、中隔に穴を開けて、右心房から左心房にカテーテルを入れるのですが、欠損部位を利用してアブレーションしていました。
欠損部が大きいので外科手術でなければできないようなことを2時間くらいでやってのけたのです。
腕の良い、内科医ですが、本当に影のありそうな感じで、すごいことをしているのにカテーテル治療の印象までもが悪くなるような(入院患者を早く回転させて利益を上げるためだけの手段)、そんな錯覚を起こさせます。
今後の展開で、どのようになっていくのでしょうか?
カテーテル治療をもっとアピールしていただける内容にしてもらいたいと思います。
(原作で決まってしまっているので変更はできないのかな?)
カテーテル治療は患者の予後やQOLを考えた場合、進歩して当然の技術だと思います。
友達に心臓の弁の疾患で、開胸手術をした女性がいますが、やはり胸の正中線上に赤いみみず腫れのような傷跡が残っていて、未だに下着を付けるのも痛いそうです。
私にはこのような傷跡は全くないし、術後1週間には仕事に復帰していました。
当然外科手術でないとできないことも多々あると思いますが、やはり外科侵襲の軽い方法が主流になってくることでしょう。
「医龍」の循環器内科医役を、「獣医ドリトル」で腕はいいが多額な診療報酬を請求する悪徳獣医師という設定(ドラマの台詞は獣医師にとっては正論で悪徳ではありません。命を救おうという熱血感?)の小栗旬がやっていたら、印象が変っていたかもしれない。
昭和記念公園のハーブガーデンの花たちです。
好きな香りをかぐと、気持ちが落ち着きます。
コモンセージ
メキシカンブッシュセージ、もこもこしていておもしろい花です。
セイヨウニンジンボク、種がついていました。病院の屋上庭園ではこうなる前に切られてしまいます。
これは、近所を散歩した際にみつけたヒヨドリジョウゴ、
熟すると、奥にみえる赤い色になります。
循環器内科と心臓外科の対立 [こころね(心音)]
ドラマ「医龍」では、循環器内科と心臓外科の対立が問題となっています。
患者を奪いあったり、業績を手段を選ばずに自分の科のものにしようとする。
ドラマの主人公は外科医の「医龍」なので、どうしても、悪者役は循環器内科となる。
今週は、循環器内科の躍進にあせったあまり、心臓外科の部長は患者の弱みに付け込んで患者から同意をとり、公開オペを設定してしまう。
患者の気持ちを1番に考えた「医龍」は公開オペのカメラのスイッチを全て切るように指示をだす。
そのため、実績は循環器内科のカテーテル医のものになってしまうのだが・・・
ドラマの中のことはどうあれ、やはり患者にとって最善の方法を提案してもらいたい。
実際に、私もカテーテルアブレーションを受け、カテーテルを挿入したそ径部に結節ができたときに、心臓外科ではないが外科の医師から、「酷いことやられたんだねぇ」 っとひとこと言われたことを思い出しました。
今の主治医も、外科から循環器内科に異動?してきた先生です。
循環器内科では、カテーテルで様々な治療ができるようになってきたので転向してきたのでしょうか?外科でも内科的な投薬治療が必要だからでしょうか?
いずれにしても、医学は日々進歩しています。
治療法を選択するのは患者ですが、患者が納得するまで、インフォームドコンセント(リスクがどのようなものかきちんと説明して)を充分に実施していただきたいと思います。
それが医師の義務ですから。
秋の花と、新芽を紹介します。
ホトトギス、
このブチブチは鳥のホトトギス?、ダルメシアンにも似ている気がします。
その樹は生きている化石でした [こころね(心音)]
今回は不整脈のことではなく、病院にある樹のことを書きます。
ずっときれいな樹だと思って撮影していました。
この間、昭和記念公園に行ったときに、同じ樹があったので、やっと名前がわかったのです。
その名前はメタセコイア(Metasequoia glyptostroboides)、スギ科のメタセコイア属の針葉樹、和名はアケボノスギ、イチイヒノキ
化石として発見されたため、絶滅した種だと思われていましたが、中国で現存することが確認され、それから「生きている化石」と呼ばれているのです。
昭和記念公園で撮影した球果です。まだ、小さく、黄緑色です。
10月17日
今年の4月28日に病院の地下駐車場の入口付近にたくさん落ちていた球果、
直径2cmくらいです。拾ってきてすぐに撮影、雨の日だったので濡れています。
今年の1月から撮影している樹の写真を紹介します。
2本並んで植えられていて、すっと立っている姿が絵になります。
大きな樹で包みこんでくれそうな優しさを感じます。
つらい検査の後でも、この樹をみると癒されます。
9月12日、花が咲いているのでしょうか? 花粉もでているのでしょうか?
うっすらと黄緑色になりました。
雌花と雄花が1本の樹についているのだそうです。
これから紅葉して、落葉
針葉樹は落葉しないという固定観念から、名前を見つける事ができなかったのです。
本当は1年間を通した写真のほうがいいのでしょうけど、待ちけきれずに掲載してしまいました。紅葉がきれいに撮れたら、また、掲載します。
今日撮影した4月に採取した球果、鱗片は対生
1月にこの中にある種を蒔いてみようと思っています。
くすり:薬効と副作用 [こころね(心音)]
20年くらい前のことです。
処方された薬の服用で薬疹がでて、薬を変えても、また発疹、
そういうことが続いた時期がありました。
それ以前には、喘息の発作がおきたとき、また、お腹が痛いときなど、
その苦しさ、痛みを取り去ってくれるのが薬だったのに・・・
薬疹がでても、処方した医師としては私の体質によるものだと言うことで、
どうすることもできません。
苦しむの私なので、やはり、初めて飲む薬には慎重になります。
ディオバン80mg、今年ノーベル化学賞に輝いた北海道大学名誉教授、鈴木先生の「鈴木カップリング」により化学的に合成、製造された薬ですが、これも同じことです。
80mgを服用して何か副作用が起きたら、後悔することになるので、
割線で割って、約40mgを服用することにしました。
割線が付いているので、割ることには問題はないと思われましたが、一応除放製剤ではないことを確認しました。
(主治医の先生、勝手なことをして申し訳ありません。)
朝の7時40分に服用、その後、1.5時間くらいまでゲップがでると、今まで経験したことのない臭いや味が感じられました。
倦怠感と脱力感、特に、11時くらいから昼食を摂るまでの間、強く感じられました。
昼食後は、少し復活しましたが、だるい状態にはかわりはありませんでした。
18時に帰宅したときの血圧はいつもと同じくらい、血圧には変動はないのに、
とにかくだるいのです。
入浴時に脚のむくみが酷いこともわかりました。
結局、翌日からは中止して様子をみる事に・・・
こんなにだるいのに効果がでるのは1~2週間後?
また、ノルバスクのときと同じで、副作用のために薬を追加しなければならないとうい予感がしました。
でも、このくらいの副作用は我慢して服用を続けなければならないのかもしれません。
抗がん剤の副作用に比べたら、序の口以下でしょうから・・・
ある抗がん剤のインタビューフォームには私の名前もでています。
昔、医薬品の開発で実施しなければならない試験のひとつを担当していました。
副作用の強い薬を世の中にだす手助けをしておきながら・・・
自分は副作用がでるような薬は飲めない。
矛盾していますか?
開発にかかわった薬は、副作用は強いけれど、その分、薬効も確かです。
今朝の血圧は収縮期145、拡張期104、心拍数69
朝食後09:05 133 95 69
散歩後11:40 127 91 79
昼食
散歩後14:30 131 90 80
夕食前17:25 141 98 71
これだけ見たら、降圧剤は服用しなくてもいいような感じです。
拡張期血圧は90以上ですが・・・
アブレーション直後は血圧を上げようとしても上げられないときがありました。
血圧がさがって、心拍数が増加し、駅の階段を登るのがやっとのこともあったのです。
2年経って、心臓は完全復活し、以前にも増して収縮力がアップしてしまったのでしょうか?
主治医から「こんな強い心臓初めてみた。」 などと言われていた心臓が戻ってきたのでしょうか?
それとも・・・
今日は小春日和で、気持ち良く、
散歩すると少し汗ばむくらいでした。
いい気分転換ができました。
病院の屋上庭園の花と実、そして主
ソヨゴ、6月に撮影した花です。
花はたくさん付いているのに、実は1個づつでした。食べられてしまった?
ワイルドストロベリー、
秋晴れの日に [こころね(心音)]
秋晴れの日の散歩は気持ちがいい。
澄んだ空気と、紅葉した木の葉がゆっくりと風に舞うのを見ながら・・・
でも、寒い日は、やはり気になるのは血圧です。
先生には服用して異常を感じたら中止しても良いとは言われてはいるものの、
半分だけ服用して、自分の判断で中止してしまったのだから・・・
血圧のモニタリングはいつも通り続けてはいますが、相変わらず、若干?高い状態が続いています。
若干?とは言えない数値かもしれませんが、高い、高いと思っているとより高くなるようなので、
たいしたことないと自分の体に言いきかせているのです。
あまり調子のよくないときには病院の付近を散歩して、
具合が悪くなったら救急外来にお世話になろう。
まあ、今のところ、大丈夫。
病院のモミジ、風が吹いたら今にも飛び出しそうな種がついています。
病院に向かう途中ではクコの実がより赤く大きく熟していました。
追加 12/05/10
飛行機雲の写真:モードを変えて撮影したものです。
青い空に飛行機雲がはっきりしています。
紅葉が暗く写っていたので、最初に掲載した写真を選んだのですが・・・
移りゆく季節に [こころね(心音)]
冬に咲くバラ [こころね(心音)]
謹賀新年 [こころね(心音)]
毎年初詣するお寺の見晴らし台から撮影した富士山です。
富士山を、北東~東北東の位置から眺めた写真になります。
タイミングよく、陽ざしを浴びてキラキラ輝く富士山を見ることができました。
今年も元旦に初詣しました。
2年前はこのちょっとした見晴らし台にのぼるのも、ほんとにやっとでした。
その頃、駅の階段をのぼるのも、いっぱいいっぱいだったことを思い出します。
アブレーション直後は、血圧を上げたくても上げられないような、
それでちょっと動くと心拍数がすぐにかなり増加してしまいまっていました。
ところが、今年は、全く息が切れることなく、楽にのぼれて・・・
血圧が高くなっているからかなぁっと逆に心配にもなったりして・・・
とにかく、気持ち良くお参りできたことは本当によかったです。
年末年始の休みに撮影した野鳥の写真です。
シジュウカラはこの枝にとまり、なにか餌をとっていました。トロっとした白いものです。
コゲラはシジュウカラなどと一緒に行動していることが多いです。
今年も、もう七草も過ぎてしまいましたが、
また、1年間平穏無事でありますように・・・
野鳥の観察も続けていきます。